SRX250(3WP) 覚え書きファイル

SRX250の部品や整備の記録を記していきます

YDISキャブレターの同調

SRXで最も厄介で取り扱いが難しいのがYDISとかいうツインキャブです。ヤマハバイク屋さんも手を出すのを面倒くさがるくらいですからね。

もともと当時ハイスペックエンジンを目指して作られたものらしいので、まあ整備性とか二の次でしょう。

で、その中でも難解なのが同調なのですが、下記に説明書を載せます。

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ひとつひとつの調整項目は難しいものではありません。

ただ、自分の個体は古くて消耗しているせいか、この通りに調整できませんでした。

説明通りに、プライマリキャブレタのスロットルバルブを2.5mm開けたときにセカンダリスロットルシャフトがプッシュレバーに当たるようにすると、全開時にはスロットルバルブが水平から大きく開き過ぎて最初から濃すぎる状態になってしまったのです。

なので、最初と最後が合うように調整しました。

 

1. プライマリキャブの全開調整

スロットルバルブを全開にしたときにトップミキシングチャンバとスロットルバルブ底面との高さの差を0mmに調整する。

 

2. スロットルバルブ2を水平にする

スロットルを全開にしたときに、セカンダリキャブのスロットルバルブ2が水平に開くように調整する。

 

つまり、プライマリキャブのスロットルバルブが全開のときに、セカンダリキャブのスロットルバルブの開度が水平に開くように調整します。

 

この調整で問題なく走れるようになりました。

最適ではないかもしれませんが、とりあえず問題なく走れるようにするのが一番大事なので。